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<特徴>

・今までのアルミ合金では得られなかった高熱伝導(130~170W/(m・℃))が得られます。
・熱処理をするとさらに熱伝導度が高くなります。
・Si量が12~14%であるため、ダイカスト用合金の中では最高の流動性を持ち、肉厚の薄い部分にも湯が回ります。
・Fe量が0.5~1.0%であるため、焼き付きにくい。
・鋳造性が良く、製品歩留が良くなります。


HT-1の技術資料
(1)組成、流動性、焼き付き

・Siについては、流動性向上の効果。下図に示すように他のダイカスト合金よりも流動性が良い。
・Feについては、焼き付き防止効果。
・他の不純物成分については、低含有量で熱伝導度向上の効果。

(2)物理的性質

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・表の熱伝導度の値は、金型に重力鋳造した試験片の値。
・ダイカスト実体より切り出した試験の熱伝導度測定結果は、130~170w/m・k。
・熱伝導度が高いと同時に導電率も高い。
・液相線温度は、ADC-12と同程度で、鋳造温度もADC-12と同程度でダイカスト可能(ただし、形状、鋳造法案の影響も大)
(3)焼鈍温度の影響
・HT-1のダイカスト品を焼鈍すると熱伝導度が増加します。
・F材で約140w/m・Kのダイカスト品を6時間の焼鈍すると、下図のように焼鈍温度が高いほど熱伝導度が増加します。ブリスターが生じない程度に焼鈍温度を上げて下さい。

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(4)機械的性質
・JIS舟金型に重力鋳造した機械的性質です。HT-1とADC-12の比較を下記の表1に示します。
・引っ張り強さ、0.2%耐力は、ADC-12と比較して低いが、筐体、ヒートシンクに用いるには十分な強度を確保。
・ダイカスト実体から切り出した引っ張り実験の結果を表2に示す。

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(5)耐食性
・5%食塩水を30日間噴霧した結果を下表に示す。
・ダイカスト合金としては、耐食性は良好。(ADC-5やADC-6は、鋳造性困難なため、特殊な用途に限られています。)

(6)アルマイト性
・アルマイト可能ですが、茶褐色に仕上がります。
(7)ダイカストするときの注意点
・不純物量が多くなると熱伝導率が低下します。他の材料と混ざらないようにする。
・鋳造欠陥が多いと熱伝導が低下します。エアーの巻き込み等を少なくする。
※この合金は大紀アルミニウム工業所製です